Story
Vol.01 LA CHATON 代表 新井ミホ
ラキャルプ代表・ビューティディレクター・植物療法士 IT関連企業の広報や、化粧品会社PRを経験後に独立。 オーガニック&ナチュラル ビューティーライフ専門のPR会社を設立。
大切な家族のために「猫=幸せのおすそ分け」ペットブランドLACHATON(ラシャトン)を立ち上げ、チャリティーイベントやPOP UPなど、保護猫支援にも力を入れている。
先輩がキッカケで出逢ったミウくんから私の愛猫人生が始まった。
猫と暮らし始めたキッカケはなんですか?
私は20代後半にロシアンブルーのミウくんという猫ちゃんと出会って、そこから20年ずっと猫がいない生活がないんです。最初はたまたま先輩が薦めてくれたロシアンブルーと暮らすことになるんですが、自分ではちょっと想像してなかった猫の可愛さにハマるキッカケがその時でした。
先輩がキッカケだったんですね。
自分で飼いたいと思って暮らし始めたわけではなくて、本当に偶然でした。たまたま先輩の家に行ったら猫がいて、可愛いなと思ったらある日私の家にもやってきたという感じです。
猫と暮らし始めて何か生活に変化はありましたか?
猫の無償の愛というところが想像を超える可愛さと幸せで、それまで猫と暮らしたことがなかったので、こんなにあったかくて優しくて幸せで平和なことなんだなと驚きもありました。
ふとした瞬間にそっと寄り添ってくれるのが愛おしい
猫と暮らし始めて幸せだなと感じることってなんですか?
私の場合は、ふとした瞬間に猫がそっと周りにいてくれることですかね。存在すら空気のように当たり前のように寄り添ってくれている瞬間は内側から湧き出る喜びを感じる時があります。
あとは猫って自分がすごく疲れてたり、ちょっと落ち込んだ時こそそっと近くに寄り添ってくれるところがあって。話しかけるわけでもなく、何かしてくれるわけじゃないんだけど、なんとなく励ましてくれるかのようにいてくれる瞬間とかはすごく愛おしく感じたりします。
1番カワイイと思う瞬間は?
4匹いるから、人間と一緒で個性があって性格も違うのでそれぞれ可愛い瞬間は全く違うんですけど、やっぱり無防備に仰向けになってグッスリ寝てる姿って平和でかわいいと思うし、トイレで踏ん張ってる姿も可愛いし、その時々でカワイイ瞬間はなかなか一つに絞れないんですが、ただやっぱり心許してる瞬間というのは一番嬉しいと思います。
LA CHATONを通じて支援の輪を広げたい
なぜLA CHATONを始めたのですか?
最初に飼っていたロシアンブルーのミウくんが亡くなってしまい、13年間一緒にいたので、ペットロスが本当に深刻で。仕事はきちんとしてるんですけど、ふとした瞬間に涙が止まらなくなって。自分でもこんな風になるなんてと驚きました。
そんなときに出会ったのが保護猫グリちゃんです。グリちゃんが来た日から涙がピタリと止まりました。それから、グリちゃんを通して保護猫を取り巻く厳しい状況を知るうちに、こんなにたくさんの幸せをくれる猫たちに自分らしく何か恩返しができないか?と考えました。
そこで、ペットブランドを作って、それを通じて保護猫に関するメッセージを伝えようと思いました。保護猫支援て何から始めたらいいのか分からない人も多いと思うんです。そういう人たちがラシャトンの商品を買うとその一部が寄付されるというような軽やかな活動だったら私にもできるなと。
それで最初にペットフードを作ったんですか?
はい。たまたま人間用のオーガニックのお肉の試食会にグリがいて、その鶏肉をあげてみたら普段は見向きもしないのに美味しそうに食べてるのを見て、「これだ!」と思いました。ペットフードって添加物が多く入っていることもあるので、猫の身体に良くて飼い主にも罪悪感のない安心安全なフードを作りました。ただ原料が高いため、毎月の売上から寄付することが難しい。
そこで、美容業界の猫好きな方さんや著名人にも協力していただき、百貨店でのPOP UPやイベントなどを不定期で行って、その売上から一部を寄付するようにしています。
それが自分なりに猫ちゃんに恩返しできる方法だと考えたんですね。
ラシャトンを通じて世の中の猫ちゃんや飼い主の皆さんが幸せで平和に暮らせるサポートをしていきたいという風に思っているので、その活動を長く継続していくことなのかなと感じています。
飼い主さんのネットワークをつくりたい
これからやりたいことや願いがあれば教えてください。
1つはラシャトンの活動をもっと世の中に役に立つようにしていきたいという想いがあります。 あともう1つは、私はご縁があって偶然猫と暮らすことになりましたが、それによって幸せな暮らしを知ることができたので、猫と暮らす喜びと言うのをもっとたくさんの方に知ってもらったりシェアできたらいいなと思います。猫と暮らしたいけど迷っている方がまだまだいると思うので、そういう方の後押しになれば嬉しいです。
そうすることで猫との幸せな暮らしを知る人が増えるといいですよね。
ただ猫と実際に暮らし始めたとしても飼い主の責任と言う部分があるので、自分が長く猫と暮らしてきたからこそできることとして、猫と暮らしている飼い主さんのネットワークをもっとうまく構築できればいいなと思っています。猫と暮らす上で良いことばかりではないので、困ったこと(猫の介護や生活におけるコストのこと、猫とのコミュニケーショントラブルなど)があった時に助けを求められるネットワークだったり、ラシャトンの活動を通じてそういう方のサポートができたらいいなと思っています。